トレッキングは、山登りとは違うんだ
山登り=トレッキングと思っていたが、ちょっと違う。
山登りは山頂を目指すもの
トレッキングは、山を散策して楽しむものであって山頂を目指すものではない
そうですか。
てことは先日の旅は一応山登り。
目指すは山頂。山頂でお弁当を食べる。
先輩に連れられて出発です。
登り
登山道として整備されているけど、ところどころの岩で歩幅やを変えたり勢いをつけたりと、坂道を登ったり階段を上ったりする動きとは全然違うんだね。
先輩は初心者のこちらにペースを合わせてくれて、ゆっくりペース、足を運ぶコースもリードしてくれる。
私は先輩の足あとを追いかけるように続く。
20分ほど登っては軽い休憩をとり、水分補給と塩レモンタブレットでミネラルチャージ。汗が流れる。
木々の間から見える遠くの山はうっすら。天気は曇りでもやっている。
雲海のようにも見える。
ときどき雲の切れ間から眼下の町が見える。
すがすがしい気分。聞いたことのない鳥の声。どんな鳥だろう。
木々の緑の匂い、思わず深呼吸する。
汗がひくと少しひんやり。
登山は、汗をかかない程度に登るのが正しいそうだ。
汗冷えを避けるのと、疲労が少ないそうで。
さて、再開。
登りのときに、足で登ろうとすると膝に負担がかかりそうな予感がしたので、おしりの筋肉をしっかり使って登ってみる。
普段は、骨盤が後傾しているためか、無意識で歩くとどうしてもおしりを使わずに足だけで歩いてしまう。
階段の上りのときもそうだ。
あー、頂上がすぐそこだ。
さすがに足が疲れてきていて、「よかったー、やっと着いた」とほっとする。
山頂では、ランチを楽しむグループがいくともあった。
そのほとんどが、バーナー持参で、お湯を沸かし、カップラーメンを食べたり、コーヒーを淹れていた。なかにはホットサンドを焼いているグループもあった。
私たちは最小限の荷物で来るため、お弁当とドリンクのみ。
でも山頂で温かい飲み物や食べ物を口にできるって、最高だろう。
もう少し慣れてきたら、ランチのお楽しみとしてやってみたい。
下りは、淡々と。
道が単調だったので、黙々と下る。ぐるぐると頭の中でいつもと同じことを考えてしまう。ときどき風に吹かれながら。
上りの方が楽しい、といっている声が聞こえたが、
確かに。登りは足を置く場所を工夫したり、体の使い方を考えて移動してみたりと、自分なりのアレンジができる気がする。
下りは、ある意味、瞑想に似たものがある気がする。
あー、やっと下山。
お疲れ様でした。帰りにケーキを食べて帰ろう。温泉はまた今度。
足の筋肉が、まんべんなく疲労感、筋肉痛。
特にひざ下の筋肉痛は、記憶のなかではあまり経験がない。
それだけ普段と違う筋肉の使い方をしたということなんだろう。